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キャンディス・ブシュネルが書いた「セックスとニューヨーク」を読んだ。非常に読みにくい文章だったが、そこそこ勉強になった。
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題名:「セックスとニューヨーク」
原題:「SEX AND THE CITY」
著者:キャンディス・ブシュネル
翻訳者:古屋美登里(ふるやみどり)
出版社:早川書房
2000年12月15日発行
2008年7月31日第7刷
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★子守(ナニー)は信用できない
269頁270頁のセリフだけ引用、地の文を省略
…「そうそう、子守(ナニー)はどうしてる?」
「問題ないわ」
「ジャマイカ出身の子でね。あの娘を雇えて、ぼくらは運がよかったよ」
「なるほど。でも、その子が大事なチェスターの面倒をよくみていると確信できる?」
「うまくやってくれているようだけれどね」
「そうでしょうけどね、ちゃんと世話をしているかどうか、と言ってるの」
「子守(ナニー)には充分に気をつけなくちゃいけないわ」
「うちは十一人も子守(ナニー)を変えたわ。結局、監視カメラを設置したの」
「監視カメラですって?」
「あなたには子どもがいないんでしょう。ともかく、監視カメラだなんてかなりのお金がかかるものだと思っていたけれど、そうでもないの。友だちのひとりが『オープラー・ウィンフリー・ショウ』(親しみの持てる知的な黒人司会者による、人気のある視聴者参加番組)で見たんですって。家に人がやってきてカメラを設置するの。それで五時間、子守(ナニー)を観察したらしいのよ。その後で自宅に電話をかけて子守(ナニー)を呼びだし、『今日は何をしたの?』と訊いたらね、子守(ナニー)は『今日は、ジョーンズを公園に連れていって遊びました』って答えたの。でも、それは全部嘘なのよ。一歩も外に出やしなかったのよ! 一日中テレビを見ながら電話でおしゃべりしていたんですって。ジョーンズのことなんか、ずっとほったらかしだったのよ。監視カメラで調べている友だちはたくさんいるわ。ある友だちは、子守(ナニー)がカメラを外そうとしているのを見たんですって」
「なんてこと」…
ニューヨークのちょっとお金持ちの家庭でもマトモな子守を傭うのは難しいようだ。
★サザビーズで競り値を上げる
300頁より
「やってもらいたいことがあるんだ」とスタンフォード・ブラッチは言った。
…(略)…
「絵を何枚かサザビーのオークションにかけなくてはいけないんだよ。そこで、きみに客として来てもらい、競り値を上げてほしいんだ」
「いいわよ」とキャリーは言った。
…
ネットオークションだけでなく普通のオークションでも、競り値を上げる係りがいるといろいろ上手く行くらしい。