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Amazonで腕時計を売っているCIVOについて。
CIVOの腕時計を取り寄せたら、箱の中に「保証カード」なるものが入っていて、そこには以下のように書かれていた。引用中の太字部分は、実際のカードでも太字で表記されている。
(表)
CIVO
保証カード
弊社はお客様に品質良い製品と100%満足サービスを提供できと信じています。何か問題があれば、苦情を残す前にEメールを送ってください。こちらはきっと力尽くして解決出来ます(無料返品でもいい)。
civo-(カスタマーサービス)@outlook.com
(裏)
CIVO
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civo-(カスタマーサービス)@outlook.com
CIVOの製品は、一言で言えば「安かろう悪かろう」。
日本企業や欧州企業が売っている同価格帯の製品との違いは、(1)時計本体がチャチで、(2)ベルトの作りや質感がゴツいこと。「ゴツい」というのは高級だという意味ではない。
CIVOの話は終わりにして、ここからは中国系企業一般の話をする。
中国系の業者は、品質管理よりも風評管理に力を入れており、日本企業はこの点でハッキリ負けている。
大手通販サイトのレビュー欄では、大量のアカウントを駆使して自社製品を褒め称え、他社製品をこき下ろしている。
日本の会社は無防備なまま一方的に殴られており、危機管理が全然出来てない。
中国系のサクラの日本語能力はここ数年で大きく向上しており、日々ネットに入り浸っている人間でないと見分けられない程になってきた。
「新製品テスト」などと称して試供品を日本人にバラ撒き、自然な日本語の絶賛レビューを集めていることもある。
インターネットを使った宣伝は、適切に行えば費用に対する効果は大きいので、日本の企業も取り入れていくべき。