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書籍名:「ワシントン特別給与 〜私はヘイズ議員のSEX秘書でした〜」
原題:「The Washington Fringe Benefit」
著者:エリザベス・レイ
翻訳者:津司麗(つじ れい)
出版社:勁文社
昭和51(西暦1976年)年8月20日初版
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ウェイン・ヘイズ(Wayne Hays)下院議員の愛人だったエリザベス・レイ(Elizabeth Ray、本名 Betty Lou Ray)による暴露本。この女性は、秘書業務・事務等を何もしないのに、公費で雇われていた。登場人物の名前は仮名だが、過去に彼女を雇っていた議員はおおよそ判っているようだ。
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本書に書かれている限りでは、彼女は計3人の議員に仕えた。最初の2人は、レイを政治的取引の材料として利用した。自分が提出する法案に協力してもらう見返りとして、あるいは、富豪から献金を受けるために、彼女の体を提供した。3人目のヘイズ議員だけは、彼女を自分の愛人にした。
18、19頁。エリザベス・レイは、政治的取引で活用されることによって、自分が「歴史を作っている」という感覚を抱いたらしい。
34頁、43頁。普段から体を使っていれば、男の誰かが助けてくれる。体を使って試験に合格。
45、46頁。体の対価は現金ではなく、相手の提供できる施術・権利などで受け取る。
56〜60頁。エリザベス・レイは最初の頃、下院の院内控え室・院内レストランへ雇い主の客人を案内する業務をやっていた。有力選挙民を空港まで出迎える仕事も。(この業務を通じて顔が売れると、抱きたいという者が現れ、彼女の雇い主との交渉が始まる。)
66、67頁。キャピトル・ヒルではオフィス・アワーにも何らかの懇親会が開かれており、こうした懇親会や議会の秘書室で開かれるパーティーを利用して、体を求めてレイの雇い主と取引する相手を探したり、体を使って権力に近づきたがる類の女を勧誘したりする。
68、69頁。CIAの手先と噂されていた女は、政治家と若い女のパーティに参加しつつも、「いやらしいことはいやだ」と言って途中で離脱する。
94頁〜。お金を出されて受け取ってしまったら、期待通りに接待しなければ面倒臭いことになる。
109、110頁。仕事を失うことが怖くて、性接待業務を断れない。
129〜146頁。美人コンテストは、お金と体を渡しただけでは勝てない。金も体も提供しなければ、さらに審査員の心証が悪くなる。
154頁。稼いでも稼いでも貯金がない売春婦。
166頁。有力議員の愛人は、働かなくても一般の事務職員より力を持っている。
180頁。カレッジに行くために政治家に体を売る議会関係の秘書(中国系)。
222頁。ワシントンで体を使う取引を行った場合、約束は守られる。ハリウッドで体を使っても、約束は守られない。
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