新聞・テレビ・ネットなどを見る。
ブック・クラブあるいはBook Clubで検索して出てくるのは、「読書会」型のブッククラブや、「定期購読」型のブック・クラブである。読書会型のブッククラブでは、大勢の人間が集まって、一冊の本を考察したり、お互いにお薦めの本を紹介し合ったりする。定期購読型のブッククラブには、年会費を支払って入会すると主宰者の推薦する本が定期的に送られてくる形式のクラブや、同じく年会費を払って入会して推薦本の一覧表を届けてもらい、同表記載の本を割引きで購入する形式のクラブなどがある。
しかし、アメリカには別の種類のブッククラブも存在する。例えば、「見本購読」型のブック・クラブである。
年会費を払って見本購読型のブック・クラブに入ると、出版前の本が多数送られてくる。会員はそれらの本を読んで書評をクラブの会誌等に送り、出版社はその書評を活かして発行部数を決めたり、宣伝文を考案したりする。この形式のブッククラブは、他の形式のクラブと同じく、第二次大戦後から存在している。
見本購読型ブッククラブで読まされる出版前の書籍は、挿絵がなかったり、ページが一部逆さまになっていたり、紙の品質が低かったり、ハードカバーの予定なのにペーパーバックだったりする。
ここ数年アメリカで大量の未完成本をばら撒いている見本購読型ブック・クラブといえば、Amazon Vineがある。
出版社が見本を配るのは広告・宣伝のためだが、アマゾン・ヴァインのレビューは一切編集されないので、低評価を集めてしまった場合、発売時点から売れなくなり、広告・宣伝に失敗する可能性がある。
著作者・出版社とは大して面識のない読者が献本を受け、且つその評価が直接ネットで公開されてしまう場合、配布する側は慎重に送る相手を選ばなければならない。にもかかわらず、アマゾンヴァインでは今のところ献本の相手を指名できないようだ。
献本を通じて、発売直後から安定的に高評価を集めようと考えるのであれば、AmazonVineは使わないほうがいいのかもしれない。
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日本には、年会費等の不要な献本仲介サイトがいくつかある。アメリカにもあるのだろうか。
米国Amazonのフォーラムを読んだ時のメモ。
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米国Amazonは、試供品として配布した書籍の価値(Fair Market Value)を「99 cents」だと考えているらしい。
Amazon Vine Voiceの試供品は「not for sale」であり、売ることができないのに、受け取ったレビューアの税金の額に響くのか。「Uncorrected Proofs for Limited Distribution-Not For Sale」「Advance Uncorrected Proofs-Not For Sale」などと書かれているものもあるらしい。
Vine Programの書籍を売ることはできない(アメリカの場合、試供品受け渡しから6ヶ月間はアマゾンに所有権があり、6ヶ月過ぎたら売って良いらしいが、この規則は頻繁に変わるようだ)。しかし、レビューアは「読む」ことができる。アメリカのAmazonVineでは試供品書籍の「寄贈」は認められているらしい(この規則も変わることがあるらしい)。税金を支払うべきか。そしてVineで貰ったものを「寄贈」した場合には、その分の税金は引かれるのか。
Amazon Vineでレビューを投稿するのは労働なのか。書籍は労働の手段か、それとも報酬か。
AmazonVineで配られる書籍には、税金を支払ってまで読みたいものはないらしい。もし試供品の書籍の価値が99セントだと役所に報告され、税金の支払いが義務付けられるのであれば、予測される税金の額以上の報酬をAmazonが用意しなければ、試供品を捌ききれなくなるのではないか。
AmazonVineで配られる書籍にはカバーがついていないこともあるらしい。読んでいる途中でダメになるものもあるらしい。挿絵が欠けているものもあるらしい。アメリカアマゾンで特に未完成品が多いのはノンフィクションの本らしい。しかし、大抵のVine本は完成品に限りなく近いらしい。
アメリカのAmazonVineでは、提示された書籍を受け取るかどうか、レビューアが選択できる。自分の意志で、欲しくて試供品をもらったのなら、それなりの税金を支払うべきではないか。
ある英国人は、アメリカAmazonVineの税金云々が失敗に終わり、同じ仕組みが英国に輸出されないことを望んでいるようだ。
どこの国のVineメンバーも試供品によって税金が増えるのは嫌がるだろう。
Vineメンバーは書籍の対価として「レビュー」を支払っている、と考えて良いのか。
AmazonVineの試供書籍は、Amazon.comのARC(Advance Reader Copy)事業の中でしか価値を持たないのではないか。したがって、価値は 0 cent ではないか。
AmazonVineで配られた試供品の書籍が、実際に中古品として売られているらしい。
書籍以外の試供品の金銭的価値はどうなるのか。(アメリカでは商品ごとに基準額が設定されているらしい)
アメリカのAmazonVineでは書籍の在庫が過剰らしい。書籍を受け取ると、所得と見做されるのであれば、ますます受け取る人が少なくなると思われる。
「free Kindle copy today!」でどれだけ読んでも、所得が増えたことにはならないのに、試供品だと所得になるのか。
もし献本全てに税金がかかるとしたら、出版界は大変なことになる。AmazonVine以外の「Book Club」も税金を払うべきなのか。ある人が言うには、AmazonVineのような「Book Club」は第二次大戦直後からいくつも存在しているらしく、その人も、その人の母も同クラブの一員だったとのこと。
Amazonの話ではないが、書評を書いてくれる人に書籍を無料で贈呈し、書評の執筆に対して金銭的報酬を払っている会社もある。この場合、税金がかかるのは金銭的報酬の部分だけだと思われる。報酬のないAmazonVineだけで書籍の価値が問題になるのは何故か。
AmazonVineにおいては、出版社がAmazonにVine出品料を支払う。Amazonはレビューの対価を投稿者に支払うことはない。
転売不能なものでも、財産ではある。従って、貰ったら税金を払うべきではないか。
もしAmazonVineの書籍の価値が0だとしたら、なぜレビューアは書籍を取り寄せ、時間をかけて読み、手間をかけて書評を投稿するのか。何らかの価値が試供本にあるからではないか。
Amazon.comのVineで配られる書籍の平均的な価値は本当に99セントなのか。もっと低いのではないか。バラ撒かれている自己啓発本に99セントの価値はあるのか。
もしAmazonVineで配られる書籍が販売されているものと全く同じものであれば(カバー等の不足がなければ)、モノによっては99セント以上の価値があるのではないか。
99セントの本を何冊受け取っても、課税可能な額に届かないのではないか。
99セントがおかしいとすると、税金を計算する際の参考価格はどのように決めれば良いのか。販売価格を参考にする場合、出版社が試供品配布時だけ販売価格を引き上げたり引き下げたりすると、レビューアの払うべき金額は上下しないか。
米国のAmazonVineで手に入れた試供品(本ではない)の課税基準額が$1200だったのに、Amazon.comの販売価格は$250だったという例があるらしい。
Amazon.co.jpにてPowerLeadという会社が奇妙な宣伝活動を行なっている。
PowerLeadは、ステマ用のアマゾン・アカウントを大量に生成し、星5のレビューを増産している。
PowerLead のステマ・アカウントは名前がおかしい。例えば「山田太郎様」のように、「日本人風の名前」+「様」となっている。レビューの本文もよく見ると日本語が不自然。
2chなどで話題になってからは、ステマ・アカウントの投稿者名を工夫しているようだ。
PowerLeadの製品についてるレビューの中から、長期間投稿活動を行なっているレビュアーのものだけを抜き出すと、同社の製品が粗悪品であることが判る。