新聞・テレビ・ネットなどを見る。
Amazonで試供品を貰ってレビューしている人々について。
Vineレビューとクーポン・レビューの違いは何か。AmazonVineの売りは、レビューアが販売社・製造社との関係を気にせずにレビューを書けることである。一方、企業から直接クーポンを貰っているレビューアは、正直に低評価を付けづらい。Youtubeなどでも、職業レビューアは大抵、紹介した商品(の中のあるもの)に対して高評価を与える。
####################
レビューの半分がVine、半分が購入者という商品で、Vineは全員高評価、購入者は全員低評価というものを見たことがある。出品企業に気兼ねすることなくレビューを書けるはずなのに、Vineメンバーによる評価が甘いのは何故か。
以下は推測。
(1)低評価を付けると今後優良試供品を回してもらえなくなるのではないか、という恐怖がVineにもある。
どの試供品をどのVineメンバーに配布するかは、Amazonが決めるらしい。Amazonは企業から広告費(Vineの出品手数料)を貰っている。Vineに出品すると大量の低評価が付いてしまう、ということになると、Vineに出品する企業が減り、Amazonの収入が少なくなる。Amazonにとって、どんな商品でも高評価を連発するVineメンバーは、ありがたい存在。そして、正直にレビューを書くメンバーは煙たい存在。表向きの公平性・不偏性のために生かしているに過ぎない。Vineメンバーは、Amazonに嫌われないように、また、企業が今後もVineに出品してくれるように、星5つのレビューを投稿する。
(2)未使用未開封で譲渡・転売した。
アマゾンVineでは、かなり高額な商品が配られている。新品未開封のまま転売すれば、美味しい副収入になる。また、人にあげても喜ばれる。未使用で手放してしまったので、レビューは、ネット上で公開されている製品情報を下敷きにして適当にでっち上げるしかない。実物の確認ができない状態で低評価のレビューを投稿すると、企業に文句を言われるかもしれないし、裁判でも起こされたら大変。高評価で製品情報通りのレビューなら、企業から非難されない。レビューに騙された、という裁判を起こせる消費者は少ないと思われる。
(3)広告費を出しているのに、低評価ばかりになったら可哀想。
高い金をAmazonに支払って、低評価レビューばかり付いてしまったら悲惨。可哀そうだから、「最高」「良い」は星5つ、「普通」は星4つ、「悪い」「最悪」は星3つとする。
####################
AmazonVineのレビューは、目につく限りでは、やはり高評価が多い。クーポン・レビューほどではないが。
どちらのレビューも、星は無視して、文章をよく読む必要がある。中華クーポン・レビューでは、星の数が多いのに、本文で製品を貶している場合がある。Vineでは、本文における褒め方が白々しいものに注意する。