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近藤浩一の「スウェーデン 福祉大国の深層 ―金持ち支配の影と真実」を読んだ。
面白かった。
スウェーデンのニュース、ヴァレンベリ家の情報などを紹介。
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題名:「スウェーデン 福祉大国の深層 ―金持ち支配の影と真実」
著者:近藤浩一
発行人:仙道弘生
出版社:水曜社
令和3年2月5日初版第1刷
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102頁〜104頁、スウェーデンの教育はなぜダメになったのか。
・教師の評価に競争原理を導入した結果、教師は学校長の顔色を伺うようになり、自由な教育を行えなくなった。
・学校の運営や選択に競争原理を導入し、学校間に格差が生じ、成績の良くない生徒が多い学校に優秀な教師が来なくなった。
105頁〜107頁、国家政策として外国人留学生にスウェーデンの良いイメージを刷り込む。
130頁、ヴァレンベリ家の財力。
161頁、日米防衛特許協定について。
軍事技術については特許出願されても公開されない。
181頁、スウェーデンは治安が悪い。
拳銃犯罪のみならず、強姦などもかなり多いようだ。
185頁186頁、「腐敗度ランキング」「腐敗認識指数」のカラクリ。
・トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)の「腐敗認識指数」は事件の件数や規模ではなく、「市民がどのように認識しているか」を測定したもの。
・「腐敗度ランキング」は「公共部門」の腐敗度を示すものであり、民間部門の汚職事件は反映されない。
193頁、ヴァレンベリ家はなぜ「財団」で資産を管理しているのか。
・税金の回避のため。
・個人資産にしておくと家族内の抗争に発展する可能性があるため。
208頁〜、ヴァレンベリ財団とノーベル財団。