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【読書】ケネディとユダヤの秘密戦争

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【読書】ケネディとユダヤの秘密戦争

「ケネディとユダヤの秘密戦争 JFK暗殺の最終審判」を読んだ。その目次や感想など。

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書籍名:「ケネディとユダヤの秘密戦争 JFK暗殺の最終審判」
著者:マイケル・コリンズ・パイパー
訳者:太田龍
出版社:成甲書房
2006年5月1日初版第1刷
本書は、原書の第6版の内容を約3分の1に減らしたもの。

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【目次】
第1章 語られなかった真実

 イスラエルの国家情報機関「モサド」がジョン・F・ケネディの暗殺に関与したなどという説を、いったいどうやって証明できるのか? 本書は、だれもが納得できる、興味深くも恐るべき暗殺事件のシナリオを初めて提示する。

第2章 すべてを結びつける糸

 既成のJFK暗殺陰謀説のすべてに共通している要素ーーそれは決して言及されることのないイスラエルの関与だ。本書はJFK暗殺の陰謀において、CIA、そしてマイヤー・ランスキーの犯罪組織に加え、イスラエルの情報機関モサドが重要な役割を演じたこと、実際にはモサドの役割が陰謀を動かす陰の勢力であったと考える。

第3章 大統領を始末しろ

 モサドのアメリカ大統領暗殺計画ーーイスラエルのモサドが、イスラエルに敵対的だと認められるアメリカ大統領の暗殺を実際に計画することなどあるだろうか? モサドの元工作員は「イエス」と答える。

第4章 あくどい習い性

 世界的テロにおけるイスラエルの「偽の旗」の手口ーー別の犯人を仕立て上げる。JFK暗殺の研究者たちは、次々と現われる偽の手がかりに翻弄されてきた。彼らのほとんどは、犯人とされたオズワルドが実際には本人の主張どおりの「おとり」であると信じ、真の陰謀者がオズワルドをカストロかソ連、あるいはその両方のエージェントのように仕立て上げるための偽の手がかりを撒き散らしたのだと考えている。

第5章 冷めた関係

 JFK、マイヤー・ランスキー、マフィア、そしてイスラエル・ロビー……。ジョン・F・ケネディと彼の強力な後ろ盾である父親の大使ジョゼフ・P・ケネディは、犯罪組織のボス、マイヤー・ランスキーとは長く敵対した関係にあった。それは父ケネディの裏社会との"密約”に端を発したものでもあった。選挙で勝つためなら、ケネディ家は犯罪シンジケートと取引することをも厭わなかった。

第6章 JFKとイスラエルの秘密戦争

 歴史書は、JFKのフィデル・カストロやソ連との壮大な戦いを、ピッグズ湾事件やキューバ・ミサイル危機という事例を挙げて教えてきた。しかし、ごく最近になって、ケネディのイスラエルとの「秘密の戦争」についても少しずつ知られるようになってきた。対立の大部分は、イスラエルの核爆弾製造計画に端を発したものだった。これはケネディ暗殺につながる大きな動きの一部を説明する隠れた歴史である。

第7章 救世主リンドン・ジョンソンの後継政権

 リンドン・ジョンソンがイスラエル救済に駆けつけ、アメリカの中東政策は大きく転換した。JFK暗殺から数週間のうちに、その死からもっとも大きな恩恵を受けたのは、おそらくイスラエルだった。しかし厳重に情報操作されたメディアがアメリカ国民にその事実を知らせることはなかった。

第8章 イスラエル=共産中国の秘密の核兵器同盟

 JFKの暗殺で大きく変化したのはアメリカの対イスラエル政策だけではない。暗殺に先立つ数ヵ月のあいだ、共産中国の核施設を軍事攻撃する計画をケネディは進めていた。しかし、ケネディの死から一ヵ月後には、リンドン・ジョンソンがその計画を中止し、中国は核兵器を手にした。イスラエルのモサドと共産中国の情報機関はひそかに共同核兵器開発に携わっていた。「中国カード」がJFK暗殺の陰謀におけるイスラエルの関与に決定的な(秘密の)要素となったことを示す証拠がある。

第9章 イスラエルのゴッドファーザー

 中心にいる男、マイヤー・ランスキー、CIA、FBI、モサド……。国際的な犯罪組織のボス、マイヤー・ランスキーがいなければ、イスラエルという国は今日存在していなかったかもしれない。これはイスラエルがむしろ忘れ去られることを望んでいる事実である。

第10章 危険な結びつき

 一九六三年までに、ジョン・F・ケネディはイスラエルやマイヤー・ランスキーの犯罪組織と実質的な戦闘状態に陥っていた。それだけではない。彼らの国際的秘密情報工作での共謀者、すなわちCIAともケネディは険悪な関係にあった。それは"致命的”な関係だった。

第11章 小さな不和

 ピッグズ湾侵攻作戦の失敗をめぐるJFKとCIAとの対立は始まりにすぎなかった。一九六三年一一月までに、JFKは核兵器開発をめぐってCIA内のイスラエル同盟者と戦っていただけでなく、アメリカをより深く東南アジアに介入させようとするCIAの努力にも抵抗していた。事実、JFKはCIAを完全に解体することさえ計画していた。それはイスラエルがワシントン政界にもつ権力基盤を脅かす動きだった。

第12章 犯人を消去した小男

 ジャック・ルビーの犯罪地下組織とのかかわりはよく知られている。オズワルド殺害後にルビーの弁護士になったメルヴィン・ベッリは、ランスキーの西海岸の子分(イスラエルへの武器密輸にも関与した)ミッキー・コーエンの古くからの仲間だった。

第13章 怪企業パーミンデクスの謎

 多くの暗殺研究者が「パーミンデクスはCIAの秘密の資金洗浄機関だ」と主張してきた。パーミンデクスの謎を解けば、キープレーヤーのすべてを結びつける陰謀の網を説明することができる。パーミンデクス・コネクションは、実際には「イスラエル・コネクション」だった。

第14章 本当はダラスで何が起こったのか

 一九六三年一一月二二日、ダラスで何が起こったのかーーマーク・レーンの『大がかりな嘘』は、ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺にCIAが関与したことを決定的に証明した。この画期的な本を書いた男は、隠された真実の探求の火付け役となり、真相を知りたいという思いはそれから三〇年近くもアメリカ国民の心から離れることはなかった。

第15章 メディアの欺瞞

 アメリカのメディアへのイスラエルとそのロビーの影響力は強大だった。イスラエルがJFK暗殺に手を貸したと疑いをもった者がいたにせよ、それを言葉にするのは困難だった。メディアはウォーレン委員会の結論を支持し、それを批判する者がいれば攻撃した。オリヴァー・ストーン監督のセンセーショナルな映画『JFK』は、イスラエルと結びついたメディアがどのように大統領暗殺に関する国民の認識を操作したかを示す典型的な例である。

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【感想】

 実にありそうな話ではあるが、推測の部分も多い。

 本書の説が正しいとすると、ソ連・キューバは殆ど関係なかったということになる。

 アメリカのAmazon.comを見ると、原書はそれなりの評価を得ているようだ。


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