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書籍名:「NY(ニューヨーク) ブックピープル物語 ベストセラーたちと私の4000日」
著者:浅川港
発行:NTT出版
2007年(平成19年)5月24日初版第1刷
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この本を読んで、アメリカの出版業界の雰囲気を知ることができた。
本書には、出版社と著者の間に入るエージェントの役割がどのようなものなのか、詳しく書かれている。また、新聞雑誌の書評欄や書評専門の書評誌等を利用した広告についての話も参考になった。
アメリカの出版社は、書籍発売の半年前から、書評用の仮製本を書評家、書評専門誌、新聞、雑誌、書店等に送付しなくてはならないらしい。書評や記事として取り上げてもらって、認知度を高めることが目的のようだ。
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日本でも、出版前の書籍を配って、書評執筆と宣伝を依頼することは昔からあったであろうが、書籍の配布先はアメリカほど広範囲ではなかったはず。ところが、最近はインターネットによって「注目」が分散している所為か、書籍の配布先が「一般人」にまで広がってきている。
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AmazonVineは、米国の仮製本配布・書評システムのインターネット版と言える。
日本においてAmazonVineが書籍宣伝の面であまり上手く機能していないのは、日本の出版社がアメリカ型の書評システムに慣れていないからかもしれない。