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エリザベス・ヴァン・ウィー・デイヴィスの「陰の戦争」を読んだ。
いろいろと勉強になった。
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17頁、中国の量子衛星通信について。
22頁23頁、サイバー攻撃は敵対国と同盟国の双方を標的とする。
☆サイバー空間では、敵対国・同盟国の区別が無い。
30頁、アメリカは同盟国パキスタンを攻撃。
43頁、アメリカがドイツの通信を傍受。
44頁、アメリカが米国内の欧州連合オフィスの通信を傍受。
43頁44頁、ドイツも同盟国を相手に通信傍受していた。
35頁36頁、北朝鮮の有名なサイバー攻撃。
57頁、アメリカとICANN。
64頁、1000人が勤務するアメリカNSAのTAO室について。
73頁、アメリカの「影響力工作」。輿論を動かす。
74頁、偏向ニュース拡散の例。
79頁、2018年以降のアメリカの国内・国外ネットワークの監視状況について。
83頁〜91頁、アメリカが他国に仕掛けたサイバー攻撃の例。
91頁、アメリカの「X計画」。
95頁96頁、アメリカは技術的に優位にあるので、サイバー空間にまつわる条約を嫌う。
124頁、ウクライナで2019年に選ばれた大統領(ゼレンスキー)はユダヤ系なのに、「ウクライナ政府がネオナチである」という噂を流す。(ロシア)
137頁〜142頁、ロシアは、国際法を使って各国政府が自国のサイバー空間を自由に管理統制できるようにしたいと思っている。(中国も似たような考え。)
171頁、中国によるロシアへのサイバー攻撃。
179頁180頁、中国はどのような国際法を望んでいるのか。サイバー攻撃はしたい。しかし、直接的な武力による報復は受けたくない。
☆アメリカが日本に仕掛けた攻撃の例は載ってない。
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題名:「陰の戦争 アメリカ・ロシア・中国のサイバー戦略」
著者:エリザベス・ヴァン・ウィー・デイヴィス
翻訳:川村幸城(こうき)
出版:中央公論新社
令和4年9月10日初版