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「処刑少女の生きる道(バージンロード)」という小説を読んだ。
ものすごくツマラナイ物語だった。
時間が巻き戻って何度も挑戦するタイプの話は、主人公に共感できないとキツい。
・登場人物の台詞・会話がつまらない。
・魅力的なキャラクターがいない。
・敵は、戦闘力は高いものの、小者が多い。
・戦闘描写が多く、なかなか物語が進まない。
・風景等の描写も多いけど、要らない情報ばかり。
・底が浅いから情報を出し惜しみしている感じ。
★おかしな点
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1NX9NFQDDMQA8
より引用
異世界の連中が余りにもバカというのはすごく嫌いです。
召喚された日本人は何かしら特別な力を持っている。
その力がほしいから異世界の王侯貴族ら権力者は召喚をする。
でも、召喚された「迷い人」の能力が暴走し、世界を亡ぼしかねない厄災となることが過去に何度かあった。
だから召喚は禁忌、迷い人は見つけ次第即殺害という世界設定。
しかし
権力者は召喚をするだけしておいて、いらない能力だった場合は迷い人を城下に追放します。
召喚は禁忌のはずで、ばれたら厄介なことになるのに簡単に追放って…
彼らは想像力もない馬鹿者集団なのでしょうか?
普通なら他の勢力に気付かれないよう、いらない能力者でも城内でこっそり飼殺すか、城内で即56してしまうのが賢明だと思います。
こんなことも考えられない、こういう考えに至りもしない権力者らは、ちゃんと国や領地を統治できるんですかねぇ??
つまりは権力者らに普通の知恵があれば、そもそも処刑人という者はまず存在しえないのです。
処刑人、迷い人、召喚、特別な能力という設定がまずありきで、
世界は全然練られてなく、只々一緒にオマケのように存在するだけなので奇妙で居心地が悪いです。
無駄に突っ込ませる世界はギャグ系ならネタに出来て面白いですが、一応ガチめのファンタジーやシリアスなストーリー展開をやるならもっと練ってください。
...
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★「人を選ぶ」「賛否両論」
宣伝屋がレビューの中で「人を選ぶ」「賛否両論」という言葉を使っていたら、その作品は駄作。
仕事で宣伝しているので酷評はできない。
しかし、何とかして駄作であることをレビューの読者に伝えたい。
そんな時、「私は面白いと思ったけど、あなたはつまらないと思うかもしれないよ。」というメッセージを発するために「人を選ぶ」「〜〜については意見が分かれそう」「賛否両論」などの言葉を用いる。
★参考URL
処刑少女の生きる道(バージンロード)は糞アニメ
https://pug.5ch.net/test/read.cgi/anime/1648858994
1989年に出版された「おたくの本 (別冊宝島 104)」を読んだ。
内容は、くだらない話が多かった。
「執筆の仕事をもらったから、書くこと無いけど頑張ってページを埋めました」みたいな文章もいくつかある。
☆「おたく」は気持ち悪い人、異常な人、幼稚な人、犯罪者、恋愛や人生の敗北者として描かれている。
☆同調圧力、多様性排斥思想の香りあり。
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目次
INTRODUCTION
・おたくを知らずして90年代は語れない!
PART 1 おたくの現場
・ゲーマー超人伝説「異能戦士たちの聖戦!」ゲームセンターは前人未到の領域を目指すエリートたちの修験場だ!…[成沢大輔]
・アイドリアン「C級アイドルに人生を捧げた聖職者!」アイドルがヒトからモノになったとき、マニアが生まれた!…[古橋健二]
・アクション・バンダー「汚れなき無差別テロ!」NTTも警察も手玉にとるハッカーたちが集う謎の雑誌『ラジオライフ』!…[永江朗]
・カメラ小僧「パンチラと生写真に賭けた青春!」鉄壁のガードを破り、不可能な盗写に挑戦するスナイパーたち!…[永江朗]
・俺たちのデコチャリ「子どもたちの神殿!」恐竜的進化の末、走る機能を失った自転車こそ至上の美だ!…[松田融児]
・コミケット「世界最大のマンガの祭典!」十二万人を集め、億の金が動く同人誌即売会のインサイド・ストーリー!…[米沢嘉博]
・「僕が「おたく」の名付け親になった事情」「おたく」命名第一号の原稿を全文採録!…[中森明夫]
PART 2 おたくという第三の性
・ロリコン、二次コン、人形愛「架空の美少女に託された共同幻想!」…[土本亜理子]
・やおい族「美少年ホモマンガに群がる永遠の少女たち!」…[梨本敬法]
・「キラキラお目々の氾濫」…[藤田尚]
・「ロリコンとやおい族に未来はあるか!?」…[上野千鶴子]
PART 3 おたくという生き方
・「おたくに死す」殉教者・富沢雅彦へのレクイエム…[千野光郎]
・「アイドリアン日記」24時間フル回転のマニアック・ライフ
・「僕と右翼とプロレスおたく」…[岩上安身]
・「彼女にキーボードがついてたら」一人ひとりを「世界」の支配者にする、パソコンという魔術…[桝山寛]
・「おたく少年は学校ではどうしているのか?」現役中学教師が教育の現場で見た「おたく」…[河上亮一]
・「注目すべきおたくたちとの出会い」泉麻人、京本政樹ほか、おたく道を極めた先達のお宅訪問!…[みうらじゅん]
・「おたくの事件簿」大雪山謎のSOSから練馬警官刺殺まで、平成の世を騒がせた「おたく」たち!…[朝倉喬司]
PART 4 おたくと高度消費社会
・「おたくの「場」を読む!」雑誌投稿欄や伝言板に見る、おたくたちの裏のネットワークの磁力…[井筒三郎]
・「代々木駅らくがきコーナーの謎」
・「おたくの誕生」マニアはいかにして「おたく」になったか?…[小浜逸郎]
・「おたく産業は巨大なブラックマーケットだ!」…[河内秀俊]
・「高度消費社会に浮遊する天使たち」…[浅羽通明]
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39頁、古橋健二の記事、アイドル・マニアが見ている・住んでいる世界は、
「閉塞した現実から脱出しようとした二十年前の若者たちがバリケードの内側に見た世界と同じものなのではないか。」
53頁、永江朗の記事、
「 警察機構やNTT、軍隊といった国家と資本の合体した巨大なシステムを、ひとりの個人のほんのちょっとした知恵でほころびだらけにしてしまう熱意と快感は、もしかしたら二十年前の全共闘の快楽と似ているのかもしれない。あのときあったのは本当は革命への希望なんかじゃなくて、ただ目の前のシステムを右往左往慌てふためかせるゲームの快楽だったはずだ。」
58頁、永江朗の記事、
「 カメラ小僧の出現の背景として、投稿誌の誕生と、もうひとつ欠かせない要素にカメラの機能の発達と低価格化ということがあった。だれでも簡単に撮れて失敗のないバカポンカメラ(バカでもポンニチでも撮れる)が、子どもでも小遣いをためれば買えるようになった。」
136頁、上野千鶴子へのインタビュー、
「
――でも、セックスしない夫婦って、どこか変じゃないですか?
上野 なんで? セックスって本能だと思うの?
――違うんですか?
上野 男は放っておくと、たまってきて必ずやりたくなると思ってるの? 私は、性欲って文化的につくられてきたものだと思ってる。だからやらずにいれば低位安定するのよ(笑)。」
247頁、夏休み・冬休みだけ忙しくなって他の期間は暇になるのを避けるため、複数の印刷所が連合を組んで即売会を開催する。
「〜、規模の大きな即売会を印刷所が仕掛けようとすると一社ではサークルを集めきれず、七社連合とか、八社連合といった印刷所同士のつながりができ、この連合に入っていない印刷所で同人誌を作るサークルが締め出されたりということも生じてくる。参加を許可されてもブースの割り振りが不利だったり、連合に加わらない印刷所自体も搬入代、広告費、協力費といった名目で数十万円単位の費用を徴収されるといったこともあったらしい。
「〜、こうした連合だと印刷代も何社かが示し合わせて取り決めしちゃうなんてこともあった。〜」」
250頁、女性同人作家は「経済的に恵まれた子」が多い。
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題名:「別冊宝島104号 おたくの本」
執筆者:成沢大輔、古橋健二、永江朗、松田融児、米沢嘉博、中森明夫、土本亜理子、藤田尚、上野千鶴子、千野光郎、岩上安身、桝山寛、河上亮一、みうらじゅん、朝倉喬司、井筒三郎、小浜逸郎、河内秀俊、浅羽通明、梨本敬法
編集人:石井慎二
発行人:蓮見清一
発行所:JICC(ジック)出版局
印刷所:東京書籍印刷株式会社
1989年12月24日発行
1991年8月5日第15刷
エリザベス・ヴァン・ウィー・デイヴィスの「陰の戦争」を読んだ。
いろいろと勉強になった。
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17頁、中国の量子衛星通信について。
22頁23頁、サイバー攻撃は敵対国と同盟国の双方を標的とする。
☆サイバー空間では、敵対国・同盟国の区別が無い。
30頁、アメリカは同盟国パキスタンを攻撃。
43頁、アメリカがドイツの通信を傍受。
44頁、アメリカが米国内の欧州連合オフィスの通信を傍受。
43頁44頁、ドイツも同盟国を相手に通信傍受していた。
35頁36頁、北朝鮮の有名なサイバー攻撃。
57頁、アメリカとICANN。
64頁、1000人が勤務するアメリカNSAのTAO室について。
73頁、アメリカの「影響力工作」。輿論を動かす。
74頁、偏向ニュース拡散の例。
79頁、2018年以降のアメリカの国内・国外ネットワークの監視状況について。
83頁〜91頁、アメリカが他国に仕掛けたサイバー攻撃の例。
91頁、アメリカの「X計画」。
95頁96頁、アメリカは技術的に優位にあるので、サイバー空間にまつわる条約を嫌う。
124頁、ウクライナで2019年に選ばれた大統領(ゼレンスキー)はユダヤ系なのに、「ウクライナ政府がネオナチである」という噂を流す。(ロシア)
137頁〜142頁、ロシアは、国際法を使って各国政府が自国のサイバー空間を自由に管理統制できるようにしたいと思っている。(中国も似たような考え。)
171頁、中国によるロシアへのサイバー攻撃。
179頁180頁、中国はどのような国際法を望んでいるのか。サイバー攻撃はしたい。しかし、直接的な武力による報復は受けたくない。
☆アメリカが日本に仕掛けた攻撃の例は載ってない。
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題名:「陰の戦争 アメリカ・ロシア・中国のサイバー戦略」
著者:エリザベス・ヴァン・ウィー・デイヴィス
翻訳:川村幸城(こうき)
出版:中央公論新社
令和4年9月10日初版