新聞・テレビ・ネットなどを見る。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
国土社から出ている「目で見る世界の国々」シリーズの「アフガニスタン」を読んだ。
面白かった。
写真や地図が豊富でわかりやすい。
ムジャーヒディーンの写真もある。
フリガナがたくさんあるので、小学生高学年くらいなら読めると思う。
デージー・カッターについて、65頁より、
…
12月半ばまでつづいた爆撃では、爆発すると一瞬で500m四方を火の海にし、燃焼で酸素がなくなって、地上の人間が窒息死する燃料気化爆弾(通称デージー・カッター)、空中で親爆弾がさく裂して小さな弾頭がとびちり、つぎつぎと爆発して500m四方の人や戦車を殺傷・破壊するクラスター(集束)爆弾など、大量殺りく兵器もつかわれました。…
…
題名:「目で見る世界の国々 59 アフガニスタン」
著者:ロジャース、メアリー・M
翻訳:竹信悦夫
出版:国土社
平成14年3月5日初版、平成15年1月30日第3版
「マクドナルドはグローバルか」という本を読んだ。
勉強になる記述がそこそこあった。
日本に関する記述を見ると少し変なことが書いてあるので、他の国に関する部分にも気づかないだけでおかしな記述があるのかもしれない。
81頁、マクドナルドの客は全体的に自己抑制が効いている。
・客を働かせる(配膳・片付けをやらせる)ことにより、客と店員が平等になる。
・・日本の牛丼屋の客にクレーマーが多いのは、客が動かないからかもしれない。
124頁、企業から消費者への労働コストの移転。
192頁、韓国の客は、清潔で冷暖房の効いた「空間」に対してお金を払っている。
・現代日本でもそうかもしれない。
210頁、この本が書かれた頃は、蕎麦とうどんは低級品から高級品まで存在したが、ラーメンは低級品しか売られていなかったらしい。
・今ではラーメン屋も高級感を出している。
・・日本のジャンクフードは高級化する?
213頁、都会の日本人の多くは朝食にパンを食べる?
・本当か?
・・本書の原書は1997年刊。
228頁、アメリカは平等な社会であり日本はコネがないと成功できない社会である、という考えが当時の日米の人々の間にあったらしい。
クラウディオス・プトレマイオス、ガリレオ・ガリレイ、アイザック・ニュートン、ジョン・ドルトン、グレゴ-ル・メンデル、ロバート・ミリカン、野口英世なども様々な不正を犯していたとか。
日本では旧石器捏造事件(ゴッドハンド)、アニリール・セルカン事件、理研のSTAP細胞事件などがある。
++++++++++++++++++++
題名:「背信の科学者たち」(ブルーバックス版)
著者:ウィリアム・ブロード、ニコラス・ウェイド
翻訳:牧野賢治
出版:講談社
平成18年11月20日第1刷
++++++++++++++++++++
43頁より、
「 ガリレオは"思考実験"を好み、観察を行うよりはむしろ結果を想像した。彼は、自著『新科学対話』の中で、航行する船のマストから落下するボールの運動について述べている。それについて、アリストテレス学派のシンプリチオは、実験はガリレオ自身が行ったのかどうかを質問した。ガリレオは「やってない。その必要もない。なぜなら、落下体の運動はそうなるのであり、それ以外はありえないと断言できるからだ」と答えている。」
111頁、誰かが追試に失敗しても、即座に実験の有効性や、実験に基づく理論の有効性が疑われるわけではない。
310頁、科学者が多すぎる。科学論文の大部分は無価値。(誰も引用しない。)
誰も見てないから不正もバレない。
★博士号取得者を増やしすぎて良いのか。
343頁、研究不正の増大の予言、
「 一九九〇年代後半までは、ミスコンダクト問題が科学者コミュニティ全体を巻き込み、社会問題化したのはアメリカに限られていた。そのせいもあって、アメリカ以外の国々では対岸の火事視していたきらいがあった。日本でも、科学研究をめぐる日米の研究環境の違いから、問題を軽視していたようである。つまり競争的な研究費の配分政策で、日本はアメリカほど重点配分の傾斜を強めていなかったからである。傾斜を強めれば競争圧力が強まり、結果的にミスコンダクトを誘発する連鎖が考えられる。つまり、人件費や最低限の研究費が保証されており、競争圧力が弱かった日本では、ミスコンダクトは起こりにくいと考えられたのである。短期間の成果主義も強まっている。
しかし、日本でも競争的な研究費の傾斜配分が重視されはじめた。因果関係は明確でないにしろ、それと並行して有力な大学や研究所での重大なミスコンダクトが発覚しているのは事実である。」